これだけは覚えてほしい化粧品成分|良いコスメの見分け方をわかりやすく解説
化粧品を選ぶ上で成分を見ることはとっても重要です。
しかし、多くの人が自分で成分などは見ずに「SNSで人気だから」「口コミで人気だから」といった理由で化粧品を選んでいるのが現状です。
もちろん人気な商品ほど良い成分が使われていることが多いのですが、もし、悪い成分が入ってることに気付かず「人気だから」という理由だけで使ってしまっていたら大変です。
今回は、化粧品の成分について誰でも分かるように解説するので、ぜひ一度目を通していただいて、自分の使っている化粧品が本当に良いものなのか確かめてください。
この記事を読んで欲しい人
・良い化粧品の見分け方を知りたい人
たったこれだけ!良いコスメの見分け方

成分表示5番目までチェックしよう
化粧品を選ぶとき、いちいち全ての成分を一つ一つチェックするなんて面倒なことはしたくないですよね。
そこで、パッケージにある「全成分表示」の5番目の成分までチェックするようにしましょう。
なぜ5番目までかというと、化粧品の成分表示は基本的に配合量が多い順に書かれているので、1~5番目に書かれている成分で良い化粧品かどうか決まったようなものだからです。
良い成分・悪い成分についての詳細は、後ほど解説します。
防腐剤が入っているかチェックしよう
成分表示5番目までチェックした後は、「フェノキシエタノール」などの防腐剤が入っているかチェックしましょう。
防腐剤は化粧品の品質を保つために重要な成分で、開封後の品質劣化を防いでくれるので安心して使用することができます。
成分表の最後尾もしくは最後尾に近いところに書かれており、化粧品に含まれている防腐剤の量はごくわずかです。
防腐剤フリーを推している商品は注意が必要です。防腐剤を使用しない代わりに、腐らせない為の殺菌効果の強い成分を大量に使っていることもあります。
これだけは覚えよう!化粧品の成分10選!
化粧品を選ぶ上で「これだけ覚えておけば大丈夫」といった10個の成分を「良い成分」と「悪い成分」に分けてまとめました。
良い成分
No. | 成分の名前 | メリット | 備考 |
1 | グリセリン | 保湿性を高める | 「化粧水のベース」はグリセリンと覚えましょう。低刺激です。 |
2 | セラミド | 保湿性を高める | 効果の高い「ヒト型セラミド」は、成分表示に「セラミドNP」など、「セラミド」の表記があります。 |
3 | BG | 肌のコンディションを整える | 「スキンケアの主成分」はBGと覚えましょう。低刺激です。 |
4 | プラセンタエキス | 美肌づくりをトータルにサポート | 最近はプラセンタを直接肌に注射するほど人気な成分です。 |
5 | ユビキノン (コエンザイムQ10) |
ハリやツヤ、透明感をもたらす。 | ユビキノンは聞いた事ないけど、コエンザイムQ10は知っている人が多いはず! |
6 | アスタキサンチン | アンチエイジング効果 | 「ヘマトコッカスプルビアリス」といった植物成分などで表記されています。 覚えずらいのでメモしときましょう。 |
悪い成分
No. | 成分の名前 | デメリット | 備考 |
1 | エタノール | 刺激が強く、肌の水分が蒸発しやすい | プチプラからデパコスまで幅広く使われている成分で注意が必要です。 |
2 | DPG | 肌に刺激を与え、目に入るとピリピリ痛みを感じる | 肌なじみがよくしっとりとするので、安い化粧水や日焼け止めに入っていることが多い保湿成分です。 |
3 | ハマメリス水 | 使い続けると、肌の刺激が大きなダメージになる | 毛穴を引き締める効果がありますが、一時的なもので、毛穴が小さくなることはないです。 |
4 | Lーアスコルビン酸2ーグルコシド | 効果は不明 | 美白コスメに多い「ビタミンC誘導体」の一種です。実は人肌での実証データがなく、その効果は不明です。 |
※覚えるのが大変という人は、このページをスマホでブックマークするか、メモに書き留めるのがおすすめです。
よくあるQ&A

高級化粧品は良い成分が含まれているの?
高級化粧品だからと言って良い成分が含まれているとは限りません。
中身より容器などにお金をかけていたり、ブランド価値によって価格が高いこともあります。
基本は価格よりも化粧品に含まれている成分をみて良い化粧品か判断するようにしましょう。
医薬部外品の方が効きそうだけどどうなの?
医薬部外品は、化粧品と違い、シミ消しなどの有効成分が配合されています。
しかし、効果が強い分、使い続けると副作用のリスクもあるので、普段使うものは化粧品を選ぶようにしましょう。
オーガニックとか無添加の化粧品は良いの?
オーガニック化粧品というと肌に優しそうなイメージがありますが、化粧品に限っては、植物原料によって刺激が強いものがあるので注意が必要です。もちろん良いオーガニック成分が使われているのも多いです。
また、無添加の化粧品は、「エタノール無添加」「防腐剤無添加」などとあっても、その成分が入っていないだけで、他の悪い成分が入っている可能性もあります。
なんども言うようですが良い化粧品かどうかは成分をみて判断するようにしましょう。